「建設業界で働く女性をもっと増やしたい」。
自社の女性従業員向けに開発したトイレ機能などを備えた多機能車両「コスモス」。
洗面台なども備えたコスモスのこだわりは、外観が普通の車と変わらない点だ。
元記事
信濃毎日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/18aeaf0aa73d465557a917dafe60a3e5290c997c
「どんな現場に行ってもこれで安心…身支度もトイレもこの“女性専用車両”で 長野県の建設コンサルが開発」
2022.12.14
本文抜粋
建設業界のトイレについて
建設業界は女性が少なく、トイレと分かる状態では衆目の環境下で入りづらいという。
そんな現場の声を反映し、トイレ機能などを備えた多機能車両「コスモス」が誕生した。
「本当に女性にとって使いやすい」車の実現のため会社と掛け合い、コンセプトを固めた。
仕事が後世に形として残る建設業にやりがいを持てる女性も多いはず―と感じている。
「まだまだ男性のイメージが強い業種。女性が働く姿を見せる機会を増やし、若い女性の意識も変えていきたい」と意欲的だ。
トイレ付き多機能車両「コスモス」
「コスモス」には、後部の椅子の下に収納可能な簡易トイレを用意。
排せつ物は袋を自動的に熱圧着して密封、切り離す方式で、消臭効果のある凝固剤も使用している。
全面に遮光カーテンを装備し、外観は通常の車両と変わらないため、女性が周囲に気兼ねなく使える。
洗面台には鏡を配置し、パウダールームとしても利用できる。
換気扇兼扇風機や冷蔵庫を備え、断熱材で車内全体を覆い、快適性にも配慮した。
事前の調査や交通インフラの点検で山奥に赴くことが少なくない同社の女性従業員にとって、課題はトイレの確保。
現場にはトラックの荷台に載せた仮設トイレが持ち込まれるが、「入るのが恥ずかしい」との声があった。
生理時にも何かと入り用で、コンビニなどを探しても近くにないケースは多いという。
国土交通省の調査によれば、女性技術者の割合は令和2年で約8%。
業界団体の日本建設業連合会(日建連)が平成26年に建設現場で働く女性に「けんせつ小町」という愛称をつけ、活躍推進に取り組んだのが原動力となって、20年ほど前の1%台から大幅に増加した。
日建連が令和6年度の目標として定めた「10%程度」は目前だ。
建設現場では、女性トイレの設置率が3年度で70%。
更衣室は全体の46%と半分以下で、いずれも本来あるべき姿の100%に届いていない。
しかし、工事現場のトイレの改善は着実に進んでいる。
山奥のトイレと言えば…
山奥にはトイレが無いことも多く、女優が撮影に行くと一苦労。
石原さとみと吉永小百合が、山奥のロケで野ションした話。
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